最近よく聞く不正ログインという言葉には、日頃インターネットを利用している皆さんに対し単に不安感を煽り立てているというわけではなく、事実パスワードが破られて多大な被害を被っている方々も決して少なくないという警鐘の意味があるのは言うまでもありません。🔔
そこでその不安感を払しょくするために２段階認証が生まれ、今では多くのネットサービスを利用する上で欠かせないログイン手段となりつつあるのもすでにご存じの通りなんですね。😃
もちろんこれまでのパスワード認証の利用価値がなくなったというわけではなく、あくまで安全性を考慮した更なる施策であって、これは最近の住宅扉の施錠と同様に1つの鍵より2つの鍵の方がより安全という理屈です。🔑
この２段階認証には主に次の３パターンがあって、ユーザーがそのうちの一つを選べるようになっています。💁
1.メール通知では、事前に登録しているメールアドレス宛に認証コードが書かれたメールが送信されるので、すでに開かれている認証画面にそのコードを入力することで認証が成立するものです。
2.SMS通知では、事前に登録している携帯電話番号宛に認証コードが書かれたメッセージが送信されるので、すでに開かれている認証画面にそのコードを入力することで認証が成立するものです。
携帯電話番号
3.音声電話通知では、事前に登録している主に固定電話番号宛に音声で認証コードが届くので、すでに開かれている認証画面にそのコードを入力することで認証が成立するものです。
固定電話番号
4.認証アプリ通知では、スマートフォン用にGoogleやMicrosoft等が出している認証専用のアプリを用いて、事前にログインするサービスで同期設定を行っておくことにより、アプリ内に短時間で変化する認証コードが表示されるようになるので、すでに開かれている認証画面にそのコードを入力することで認証が成立するものです。
以上のように、２段階認証で利用できる手法は全て事前に登録している情報を使うことになるんですけど、1～3については登録されている情報は常に現在利用しているものと同一である必要があるので、不用意に変更してしまって通知が届かなくなると再起不能に陥る、つまり二度とログインできなくなってしまう危険性もはらんでいるんですね。😥
また4についても、一度認証アプリをアンインストールしてしまうと二度と元に戻らないので、上記と同様に再起不能に陥ることになります。😨
というわけで、本来安全であるはずの２段階認証にも思わぬ危険性を秘めていることを忘れずに、今一度ご自身を見つめ直してもしそのような状況が予想できるのでしたら、無理に２段階認証を使わず従来のパスワード認証でも十分だと思いますよ。🤗
そもそも２段階認証が必要になってきた経緯は、私達ネットユーザーがあまりにも安易で容易に推測されてしまうパスワードを使っていたせいで、不正ログインが横行してきたという背景もあってのことですので、英字(大文字小文字)＋数字＋記号＋16文字以上のように複雑で推認しづらいパスワードを設定すれば、ほぼほぼ問題なくこれまで通りの安全性が担保されます。🔐
２段階認証を使うか使わないかはあなた次第ですので、ここは改めてご自身が生み出すパスワードを考え直すよい機会かもしれませんよ。🧠
