ひと昔前まで日本で使われていた言葉で「ぎっちょ」というのがあるんですけど、この言葉の意味をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか。🙄
これは今でいうLGBTのようなマイノリティーを意味するちょっとした差別用語のハシリでもあって、日本ではあまり良く思われていなかった身体のある状態を示すものなんです。😓
でも当時の歌謡曲のタイトルや歌詞の中に、この「ぎっちょ」を別の言い方に置き替えて表現されていたりもして、まんざら差別的な意味でもなくどちらかと言うと「特別な」とか「ちょっと変わった」みたいな友好的なイメージもあったようです。🤝
ヒントは野球でよく使われる〇〇〇ポーという言葉と言えばもう分かってしまうかもしれませんね。🥎
そうなんです、この画像とヒントでもうお分かりの方はたぶん私と同年代なのかもしれませんけど、答えを言いますとぎっちょはサウスポーつまり左利きのことなんですね。👏
実は私もそのぎっちょなんですけど、その昔は親に右利きを強要されていまして、習字を習わせられたり食事の時の箸の持ち方とか結構うるさく言われていたんです。🥢
当時の私はなぜ生まれたままの利き手ではいけないのかよく分からなかったんですけど、学生時代に同級生からよくぎっちょと言われていたのと、それが人を蔑(さげす)んだ意味で使われることがだんだんと分かってきたんです。😨
でもそれからしばらくして先ほどヒントに挙げた歌謡曲の例で、左利きがこれまでの蔑みの意味合いから、特別な存在という好意的な印象へと世間の意識が変わっていく中で、私は私のままでいいんだって思えるようになってきたんです。💗
この私は私のままでいいとまだ幼い時代に心から実感できるようになったことは、これまでの私の人生経験の中でも大切なフェーズのひとつに思えてなりません。🧠
なぜなら人が生きていく上で、自分の存在に自信を持てるようになるか否かは、その後の人生を大きく左右する礎(いしずえ)と思えるからです。🗼
自分は自分のままでいい。今の自分を大切にする気持ちさえあれば、どんな環境下でも人は生きていけるんですよね。😂
ぎっちょがマイノリティーと呼べるのかはともかく、少数派だからと言って差別や偏見の目に晒される時代は一日も早くこの世からなくなって欲しいですし、そうでなくても人種や宗教のような生まれ持った体質や思想に優劣感を抱いたりや良し悪しのレッテルを貼るなんて、あまりにも醜くて愚かで稚拙に思えないでしょうか。😔
でもきっと神様は、こんな有様を見てもただただ笑っているだけなのかもしれないですね。😇