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これからの性の多様性への理解度が人類の未来を決めるかも -その5-

2025/11/18 08:00 公開

性の多様性をイメージしています5
性の多様性をイメージしています5

 今年初めの米国トランプ大統領の就任演説からそろそろ1年近くが経とうとしていますが、あの時言及されていた「政府が承認する性別は男性と女性のみ」という新たな法規制の下、米国が発行する渡航パスポートに記載される性別も、今後生物学的な性別つまり出生時の性別に改められることになるそうです。😞

 これまで前バイデン政権では性の多様性を尊重し、性別の表記に「X」というマークを付与することが認められていたものの、トランプ政権ではそれを撤回し元の性別表記に戻すことで、就任演説どおりくすぶり続ける反LGBT勢力についても示しをつける形となりました。😤

米国のパスポートはもう多様性の性別は使えない!?
米国のパスポートはもう多様性の性別は使えない!?

 確かに現代では性の多様性を受け入れられる側と真っ向否定する側とに大きく分かれるのも仕方ありませんし、そもそも国の生い立ちが多民族である米国ゆえにそうでなくても人種や宗教差別とどう対峙するか、政治的にも悪戦苦闘の連続であることが容易に想像できることもあって、これ以上政局を難しくしたくないという強い意志を秘めているような気もするんですよね。💥

 しかしながら世界を代表する米国の一方で、この日本では少しずつだけど性の多様性への理解は確実に深まりつつあるようで、今後新たに発行されるマイナンバーカードには性別を表記しなくなることから、唯一性別の表記がない身分証明書として当事者間で尊ばれてきた自動車運転免許証以外にも、新たなる身分証明書としての選択肢が増えることになりますので、もうわざわざそのために高い費用を払って自動車免許をとる必要もなくなるというわけです。🚗

 ただ少しだけ懸念があるとすれば、トランプ大統領があまりにも性の多様性について顕著な拒否感を抱いている場合、日本にも米国との同調圧力が増してくるかもしれないということなんですけど、その時現高市政権が毅然とNOを突き付けられるかがキーポイントになってくると思います。✋

 それに個人的な意見として本来性の多様性については、人々に理解を強要したりことさら存在感を強調したりする類のものではなく、あくまで人として自然な姿として人々の心の中に育まれるべきものと思っていますので、たとえ情操教育や社会常識的発想の一環でその存在を恣意的に認めさせようとしても、一人一人にとってそれを違和感なく現実の一部として受け止められなければ意味がないことなんですよね。💖

 今はまだこの世の中にそういう人たちがいるという理解だけで十分ですし、反対に理解できない人たちや理解されないことに対して(いきどお)ったり嘆き哀しむのも無意味ですから、ただできることは存在を一片の違和感もない自然体として認知されるよう注力することだけなのかもしれません。😓

 果たしてこのことをトランプ大統領がどのように理解できるのかは分からないけれど、多民族の集合体米国の一挙手一投足が世界に与える影響に責任をもって事に当たって欲しいものですね。📢

 もし今自由の女神が泣いているなんて言った日には、実行力に長けたトランプ大統領なら世界の誤解を招かないようにと破壊しかねないかもしれませんけどね!?🗽


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