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2025年最も過酷な暑さを体験した北海道にもようやく秋の気配が

2025/09/30 08:00 公開

2025年暑かった北海道でも無事に秋を迎えられたようです
2025年暑かった北海道でも無事に秋を迎えられたようです

 2025年日本の夏は昨年同様今を生きる私たちにとって過去最も暑苦しい季節だったことは、ほぼすべての国民がその身をもって体感されていたことと思います。💦

 特にその過酷さが際立っていたのが北海道だったことは言うまでもありませんし、これまで冷房の必要がなかった地域でも気温40度に迫る猛暑日が続いたことで、改めて地球沸騰化の脅威を実感された人も少なくなかったことでしょう。😱

 先日姉妹サイト日本気象データベースに新しい気象項目として「暑さ指数(WBGT)」が追加されましたので、早速北海道の各主要観測地点のWBGTを調べてみたところ、幸いにして今年危険域である31以上を記録した気域はなく、実際には一昨年2023年の夏に危険域に達する地域が存在していたことが確認できました。😓

 また日本全国で言えば、今年WBGTで最も危険域の連続していた地域が関東地方沿岸及び内陸部だったことも分かり、東京を含めて8月一か月のほぼ2/3以上が31以上の危険域だったことが確認できました。🔥

 暑さ指数(WBGT)は気温と相対湿度の関係から求められる値で、通常大気は気温が高くなれば水分の保持限界を超えて蒸発し湿度が低くなり、逆に気温が低くても霧・霜・雪のように水分が凝結されることで湿度が下がるという特性があって、WBGTは気温21度以上の前者に関する値のことなんです。🧐

 WBGTが高い場所に長時間いるといわゆる熱中症になりやすくなることから、よく天気予報などで「危険な暑さ」と称されるWBGTの危険域すなわち「命の危険を伴う暑さ」を示しているように、この暑さ指数こそ直接人体への影響度を表す生命維持に関わる指標のひとつでもあるのです。🔔

 今年北海道を襲った記録的な猛暑は幸いにして短期間で収束したからよかったようなものの、もしこれが一週間近く続いていたら冷房のないご家庭では特に室内での熱中症患者が急増していたことでしょう。🚑

 それだけ今年の北海道には人命にも関わる自然の脅威が間近に迫っていたことや、これから先更なる沸騰化を考えると道民の方々も猛暑対策は必須になってくるのかもしれませんね。😩

 でもそんな北海道にもようやく紅葉の便りが届くようになってきて、今年最大の脅威がどうにか回避されたことにとても安どの意に堪えません。💖

 東京は今日もまた夏真っ只中だけど、こうした便りを聞くとどことなく秋の空気感も漂ってくるのがちょっと不思議ですね。🤔

 このまま順調に秋が下りてきてくれることを願いつつ、あっという間に冬モードに切り替わってしまう季節の変わり目にも注意が必要になりそうです。🥶


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