多くの皆さんもすでに体感済みのことと思うんですけど、今年2025年日本の夏は本当に本当に暑かったですよね。💦
一年の中で最も高い気温をたたき出すのが8月で、いつもの日本気象データベースでその月の東京の最高気温を過去にさかのぼって調べていくと、当サイトが保有する1990年からのデータで1994年と1996年に続き今年が第三位(38.5度)に入っていることが分かりました。😰
更にその月の最高気温だけを選び平均化した平均最高気温は、なんとこれまでの最高値(34.4度)となっていることに加えて、猛暑日連続日数も過去最高の10日を記録していることや、暑さ指数(WBGT)も生命に危険が及ぶとされる31度以上の日が18日と月の約2/3を占めていたことから、生身の人体において過去に例がないほど沸騰化による悪影響に見舞われたということになります。😵
また特に近年では都市部において空調完備の家屋や建物が常識となっていることで、外出の機会が増えるほど高温と室温との気温差に頻繁に晒されることになるので、本来環境に順応する身体の防衛機能にも少しずつ麻痺が始まり、その後体調の維持にも大きな影響を及ぼす一因になると考えられます。🥺
そしてその翌月の9月には更なる悲劇が観測されていて、過去になく著しい寒暖差の影響が東京に襲いかかることになり、9月だけでも最高で12.5度と過去3番目の高い値が記録されていて、その平均値では7.9度と過去最高値になっています。🎉
9月の平均気温は26.5度とこれでも過去3番目の高さではあるものの、平均寒暖差を含めると単純に考えれば毎日最高気温30度~最低気温22度で推移することになるんですけど、肝心なのは寒暖差の振幅度すなわちベースとなる気温のブレ幅が大きくなっていることです。📉
例えば日によって最低気温が20度を大きく下回る日もあれば最高気温が36度以上の日もあったりと、この9月において上旬と下旬とではその差異が過去になく過大かつ急激に変異していることがうかがえます。🥶
今年インフルエンザの流行開始が珍しくこの時期から始まっているという事実も、すでに人の環境適応能力を越えた著しい気象状況の変遷による、人体への負荷の甚大化が大きく関わっていることが推察されると思います。🔔
夏場には今やアマゾン化と言われるほど熱波が年々高まる一方でありながら、冬場にはその状況を修復すべく一転して強い寒波に見舞われる温帯地域日本ですけど、こうした極端な寒暖差にいつまで生身が耐えられるかは神のみぞ知るところなのかもしれませんね。😇