世界保健機関（WHO）によると、2021年には日本人の健康寿命が世界第1位に、そして2023年には平均寿命も世界第1位として認められたそうです。🎊
これだけ聞くとあたかも日本人は健康で長生きしていると思えるかもしれないんですけど、実は生きていられる平均寿命から健康でいられる健康寿命との間には大きく開きがあって、その差はなんと世界第33位と大きく後退しているのが現状のようなんです。😞
健康寿命とは健康で自立した生活を送ることができる期間であり、平均寿命とは生まれてから亡くなるまでの存命期間であるという定義からわかるように、平均寿命が高いほどこの世にいられる時間は長いけど、健康寿命がそれと伴わなければ介護や入院のようなもはや自分の意志で自由に行動することが難しい状況に陥(おちい)っていると推測できます。🦼
健康で自立した生活を送ることができる期間
生まれてから亡くなるまでの存命期間
これを今の日本に当てはめれば、確かに昔よりも健康で長生きができているけれど、その陰で福祉や医療機関に頼(たよ)った生き方を強(し)いられている人も多く、その数は高寿命大国日本というには程遠い状況にあると言えるでしょう。👴
そこで文字通り日本が本当の意味で世界から高寿命大国と認められるように、平均寿命と健康寿命の差をどうすれば短くすることができるかについて、現在各専門機関の間で議論が交わされているとのことです。🎤
今や約3人に1人が65歳以上の高齢者になっている超高齢化社会の日本でそれが叶えられるとしたら、できる限り加齢による心身の衰えを抑えるかに焦点を置くくらいしか私には思い浮かばないんですけど、すでに自立できない程衰えている人を回復させることは事実上難しいと言わざるをえませんし、ならば若いうちから心身を鍛えると言ってもこの物価高と人手不足で今まで以上にストレスがかかる現状では、十分なQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の実現も難しいかもしれません。🍜
一説ではいわゆる長寿遺伝子テロメアが寿命に関係していると言われていますけど、その上でQOLを高めた日常生活を必要としているのはなんとなく分かります。ただいくら日々のQOLを高めても所詮(しょせん)テロメア次第かと思うとちょっと残酷ですよね。💔
その結果なのか、最近では世界一を誇る日本の健康寿命も頭打ちになりつつあるそうで、これからどのようにしたら再び回帰できるのかここが正念場というところでしょうか。😖
辛くも先進国の一員である日本にとって、世界一という称号を得られる機会がどんどん減ってきている現在、せめて確固たる高寿命大国日本としてこれからも世界に君臨していてほしいですね。😇
