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長寿の秘訣はインスリンをなるべく出さないことにあるってホント!?

2025/10/24 08:00 公開

ついつい手が伸びそうになるんですよね
ついつい手が伸びそうになるんですよね

 インスリンと聞くとすぐに糖尿病や糖質制限が思い浮かぶくらい糖との関わりが深く、その働きは体内のブドウ糖を他の細胞に取り込ませやすくする強力な橋渡し役で、その結果血糖値を下げてくれる膵臓(すいぞう)由来のホルモンとして有名ですよね。💉

 具体的には小腸で糖を分解・吸収しやすくなることから、血液中でより多くの糖を筋肉や肝臓・脂肪などの末梢細胞と結合し吸収しやすくさせて、血液内の糖質量を大きく減らす働きがあるそうです。💪

 ただこのインスリンの働きには個体差があるようで、特にアジア圏の人々は欧米人に比べてこの働きが弱いという研究報告もあることから、同じ量の糖を接種してもアジア人の方が糖質異常になりやすいと言われています。🍨

 でももしかするとそれは体質的な異常ということではなくそもそも生活圏の違いからで、温暖な気候に恵まれたアジア圏だからこそ豊富な食材の中でも全体的に糖質の少ない、バランスの取れた食生活を営んでこられたからなのかもしれません。🦐

 そのアジア圏の一角にあるこの日本では、確かにひと昔前よりも格段に平均寿命が向上し今や世界トップクラスに秀でているのは言うまでもないんですけど、その最大の理由は栄養価の高い豊富な食料を適切に摂取できるようになったからであって、決して人間の遺伝子自体が長寿タイプに設計し直されているわけではないんですよね。🔬

 このようにブドウ糖に反応して放出されるインスリンは、その量が少なずぎれば即座に高血糖にもなりうるし、逆に多すぎても今度は低血糖の症状になって身体に負荷をかけることにもなる、本来自由に制御することがとても難しいホルモンのようです。🤔

 でも食事くらい好きなものを好きなだけ食べていたいと思うのも人間の(さが)というものですし、かと言って糖尿病になるのも困りもので気が付けば糖質制限などの食事制限が付きまとうのも事実ですから、そうなるかならないかは一人一人の信念や価値観に任せる以外ないのかもしれません。🍺

 とは言えここで誤解しないでもらいたいのは、これを解決するために日頃から小食にしてなるべく食べないようにするということではないんですね。💡

 更に言えばインスリンを必要以上に放出するような環境そのものが、すでに身体にとって危険信号でもあるという医学的な認識も少しずつ広がりつつあるようで、WHOや医学界では現代のいびつな食生活そのものに警鐘を鳴らしているそうです。🔔

 つまりここで要となるのは単にインスリンをできるだけ出さないようにする生活をすればいいのですから、反応するブドウ糖の摂取を減らすだけでいいはずで食を選べる現代だからこそ十分に可能でもあるということです。🥑

 ただその反面問題となるのが何をもって満足かつ十分な食事と言えるのかということなんですけど、それは自身にとって美味しいと感じる味覚が何より重要ですし、その上で少しずつ糖質を控えた飲食に順応できるようになることで、ゆくゆくは命の選択にもつながってくるというわけなんです。💖

 多くの現代人は甘い味覚を美味しいものとして舌の味蕾(みらい)から脳へと伝えられていますけど、最終的にはこの味蕾が感じる美味さをどの程度別の食材でまかなえるかという手段がポイントで、そのためには今まで口にしたことがないような食材を探して新たな発見をしてみたり、低糖質の様々な食材同士の取り合わせに変化を与えたりするなどして、口内に含んだり噛み合わせている時の絶妙な味わいがいかに自身の満足度に合致するかということが大切なんですね。😍

 そうこうしているうちに少しずつ新たな食への探求心が養われ面白い楽しいと感じられるようになってきたら、おそらくもう糖尿病とは無縁の存在になれるでしょうし、何より身体に負担をかけない健全な食生活を確立した瞬間と言えるでしょう。😄

 こうしてインスリンに頼らず常に身体に負担をかけない食生活を心掛けながら継続することこそ、より長く体細胞を健やかに温存できる長寿最大の秘訣なのかもしれませんね。。。


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