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もういいやなんてそう簡単に自分をあきらめないで -その9-

2025/08/29 08:00 公開

秋の花コスモス
秋の花コスモス

 これまでこのシリーズでは私自身の体験も踏まえ、主に10代の学生の皆さんが抱えているいじめの実態やその対処法などに焦点を当てて、ざっくばらんにお話をしてきましたけどいかがでしたでしょうか。💦

 10代のいじめと言うのは、まだ始まったばかりの人生において最初に体験する強烈なストレスとして感じる人がほとんどだと思いますし、当然それに対する防御方法を学校で教わったり、親が教えたりすることはまずありませんから、これを自分だけの恥ずべき問題として内に秘めるしかないと思い込んでしまう傾向が強いと思うんです。😞

 そのため第二次成長期によって芽生えた人としての真心と愛情のコントロールがまだ未熟なまま、無我夢中でそうしたストレスに対応せざるを得ない状況に追い込まれながら、まるで「急いで自分なりの答えを出しなさい」と誰かに脅迫されているかのように自己暗示をかけてしまいます。🦹

 そんな時リアルに語り合える友達や家族が少ないと人としての経験値も低いままなので、こうした精神的なトラブルが生じても思いつく解決手段が乏しくますます答えを出せない状況に追い込まれ、いつしか心が折れたり疲弊したりしてその状況からすぐにでも脱したくなる…つまりこの時点で自分をあきらめる現象が発生するというわけなんです。💨

 「自分をあきらめる」と聞くと悪い意味にとらえられがちなんですけど決してそうではなくて、自分を守るために今の苦境から勇気を出して一歩引くことで「今は答えを保留する」という意味もあったりするんですね。😜

 そうなんです、物事にはすぐに答えを出さなければならない状況もあれば、それをよく吟味して最良の答えを導き出す時間を必要とする状況があるんです。🕞

 もちろん今の苦境を強く悲観して絶望視することで、答えを出すことをあきらめて「もう自分はどうなってもいい」という魂の抜け殻(●●●●●)になれれば、自分という人としての存在が消滅するのと引き換えに永遠の楽が手に入る…のかもしれません。👻

 かもしれませんと言っているのは、それが楽であるかどうかは本人にしか分からないからです。🤔

 人は人間としてその世に生をうけた以上、時間の流れとともに人生(人として生きる)を全うする運命が自然の摂理ですから、与えられた時間軸の中でいかに自分自身や自分が大切にする存在を最期まで守り通せるかが本人の生き甲斐に繋がってくるんですね。😀

 人生は一人一人違う時間の流れの中にあるものですし、時間の流れとともに他の人との交流から新たな人生体験が得られたり、自らも失敗や成功の体験を積み重ねながら、それらを新たな人生経験として吸収し成長していけるようになるのです。👶

 命あるあなたは今時間の流れの中にいて、時間とともにあなたが関わる状況も時々刻々と変化していくもの…これが今急いで答えを出す必要がない理由なんです。💖

 こうしたあなたの大切な時間の流れの中で体得した人生経験からいつしかその答えが出せるようになると思いますし、その間に世の中も徐々に変化が起っていますからある日突然今のあなたをサポートするような環境が生まれることも十分考えられるんですよね。🤗

 それでももし依然として悶々とした状況が続いているのでしたら、その中である時素直な自分が現れてふと「これをしなければ」と強く想うことがあった時、何を差し置いてもまずそれを決行してみてください。💪

 それが怨念や憎悪などのネガティブな感情からではなく、今の自分を導いてくれる熱い血潮沸き立つようなポジティブな感情からであれば、必ずやあなたに新たな変化をもたらしてくれるはずです。🔥

 それは今のあなたにとってちょっと気恥ずかしかったり、周囲の目が気になることだったりするかもしれないけど、何より正直なあなた自身が宿した次のステージを実現することこそ、新たな人生経験が生まれる貴重なチャンスですし、あなた自身が人として変われるチャンスでもあるということをどうか忘れないでくださいね。🥰

 こういう時こそ「何事もやってみなけりゃ分からない」精神で、ただ静かに時の流れに身を任せるだけでなく自分なりにもがきあがいてみることがとても大切。。。

 たとえ結果として失敗に終わったとしても、それはすでにあなた自身が確実に成長したという(あかし)となるのですから。。。

 今回の内容は以前の記事とダブッている部分もあるんですけど、これまでのまとめとして理解してもらえたらと思っています。😅

 そしていじめそのものがいかに稚拙(ちせつ)で自分善がりな行為かを知ることで、次にあなたが何をするべきか正しい道しるべを刻んでもらえたら幸いです。💕


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