今年も梅雨明けとともに猛暑に見舞われている日本の夏なんですけど、日本気象データベースで東京を調べるとやはり昨年に引き続き平均気温が過去に例のない高さとなっていて、最高気温こそ2004年の39.5度には及ばないものの、37度台と過去少ない体温越えのレベルの高さをうかがい知ることができます。😰
そう言えば最近では夏になると、図のように天気予報の最高気温の項目に40度のマークが付けられているのをお気づきの方も多いと思うんですけど、これは猛暑を越えて酷暑日予想を明示化したもので、40度以上の地点を予報の中で表したのはもしかすると今年が初めてのような気がするくらいインパクトがあります。💦
ところで雨と言えば湿度に比例しているのではと思われるかもしれないですけど、ことゲリラ豪雨の日が特に多湿というわけでもないことがデータから明らかになっていますし、そもそも豪雨の元となる多くの水蒸気は上空にあるので、地上付近の観測所で測定されるものとはその意味合いが全く違っています。⚡
それにゲリラ豪雨を直接引き起こす大きな原因なのが上空にある寒気で、梅雨明けしてもまだ完全に夏の空気に覆われていない初夏の頃には、地上付近の気温が高温化している上に、その寒気によって温度差が生まれ大気が不安定になって積乱雲が発達し雨になる仕組みで、更に近年まれにみる日本付近の水蒸気の多さから一気に集中豪雨となってしまうわけなんです。☔
今年になって初めて東京と埼玉に記録的短時間大雨情報が発令され、いよいよ関東にも集中豪雨の脅威が現実のものとなってきたんですけど、先日まで同じ集中豪雨の脅威にさらされ続けていた東北地方も梅雨明けして、そろそろ夏本番の安定した暑い季節を迎えられそうな気がしませんか。☀
でも今年の太平洋高気圧は勢力が比較的弱いらしいので、完全に夏の空気で覆われる安定した夏というよりも、初夏のような暑くて大気が安定しないこれまでのゲリラ豪雨要警戒の状態が続きそうなんですよね。🥶
特に太平洋側の地域でその傾向が高いので、これまでどおり河川の氾濫や道路の冠水そして家屋への浸水や土砂崩れには十分注意が必要になりそうです。👀
そう言えば8月になってこちらではようやく蝉の鳴く声が聞こえ始めましたけど、皆さんのところではいかがですか。👂