つい先日中国で公開された映画「731」について、日本のマスメディアが一斉に紹介するという、どこか不可思議に感じられた出来事がありました。📺
731…つまり第二次世界大戦(太平洋戦争)が勃発するきっかけのひとつにも数えられる、旧日本軍の731部隊(関東軍防疫給水部本部) 通称満洲第731部隊による、正気の沙汰とは思えない人類史上最も凄惨で残虐な人体実験が繰り広げられた事実を主題にしたもので、日本史上の暴虐非道な闇を露わにしたことになりかねないのではと思えたからなんです。🧪
戦争と言えば勝利あってこそその存在意義を見出せる時代背景だったこともあり、勝つためならば何をやっても構わないという人間の倫理感を放棄した旧日本軍の意志による、同じ生きた先住民をまさにモルモットのように生物兵器開発に利用していたとのことです。👹
表向きは兵士の感染症予防と給水体制の研究だったようですけど、実際は細菌兵器の研究・開発と人体実験の軍事研究機関だったという、いわゆる国家ぐるみの詐欺政策により先住民の中に静かに入り込み事に及んでいく旧日本軍の非道さと鬼畜さには、もはや同じ日本人とは微塵も感じられないばかりか人として憤りさえ覚えてしまいます。😡
そしてその先住民こそこの映画を製作した中国人民であることは言うまでもありませんし、だからこそこの映画の中で731に関する繊細なリアリティーとして深く刻まれ、より事実に則したものとなって演出されているのかもしれません。🧐
731部隊が開発した生物・最近兵器は実戦にも投入されたそうで、人体実験以外でも多くの民間人が犠牲となったことを考えると、大戦終戦時にはさぞ戦犯としての責任も強く問われるべきところを、勝利国アメリカに研究情報を共有したことでその追及を逃れたとされているようです。😤
ところでこの映画「731」についてもう一つ不可思議に感じたことは、日本人役を実際の日本人俳優が演じているというところで、もしかするとこの映画を鑑賞される人の中にはリアリティーの高さから、現実の日本人に対する嫌悪感や非常性を抱きかねないのではということです。👺
また反対にこれは仕方ないのかもと感じたのはこの「731」は日本での上映予定がないというところで、詳しくは言えないけれど日本人の性分を知る一人として語れるのは、特に今日本にとっていろいろな意味で「危険」であるからなんです。😱
人は様々な理由で自身を含め人を人と思わなくなってしまいます。。。
当時の日本はまさに極限の貧困状態でもあり、国民は生きるか死ぬかを常に意識せざるを得なかったことで、ある意味簡単にマインドコントロールできる環境下にあったようです。。。
そんな最中政府からの言及は絶対であり、祖国存続ため国民全員が自身に道具と化すことを求められ、時に人として一線を越えた非道な行為に及ばざるを得なかったのでしょう。。。
でもこれだけは分かってください、祖国のためというのはあくまで建前であって本音は大切な家族や恋人を守ること、そして何より今までの人生を守り抜きたいと強く冀(こいねが)う想いが錯綜していたということを。。。
もちろんまだこの映画の結末を知る術はありませんけど、作者がどのように結論づけられているのかについては大変興味があります。🤗
個人的にはぜひ観てみたい…加害国日本人の一人として温故知新の意味を込めて。。。