近年ハラスメントという定義名称が世に出回りだしてからというもの、メディアでも日々取り上げられ続けているのが今の日本の実情なんですけど、特にカスタマーハラスメントの急増は目を見張るものがあるようです。👀
そもそもハラスメント行為というと、誹謗中傷や罵詈雑言(ばりぞうごん)・嫌がらせやいじめなど、相手を精神的に追い込んでダメージを与える目的で行われているのが一般的ですよね。💔
そこには自分を正当化し高く見据えたうえで、相手を蔑(さげす)み常に上から目線で行為に及ぶという共通点があるんですけど、これはある意味男性的な攻撃本能が表面化していると言えるのかもしれません。👿
そうした本能の起爆剤となっているのが常日頃自分の身の上に降りかかっているストレスの蓄積なのは言うまでもありませんけど、正常な人の精神であれば日々のストレスを受け流し普通の人間として相手と接することができます。💗
ここで言う正常な人というのは、自分を常に相手と同じ人間であるという認識を持つという意味で、人間(特に男性)は地位や名誉など周囲から見た優位性が高いと自認すればするほど、自らを過信して特別で高貴な存在と思い込んでしまうことから、自身が持つルールこそ必然であり他人はそれに従うべきという妄想観念を生み出してしまうんです。🧠
では話をカスタマーハラスメントに戻すと、客である自分は本来相手が提供するサービスを受けているのですから、相手が定めたルールに従うことが常識ですし必然で、そのルールが受け入れられないのならサービスを受ける資格はないに等しいはずです。🚓
もちろんそのルールに社会通念上何らかのミスや至らない点に気付いた場合はその都度指摘することができるんですけど、問題は相手のミスや欠点というものが自分が定めた勝手なルールに則って、あたかも相手を自分の部下や家来のような虐(しいた)げられた存在として接するという異常な事態が起きていることです。😤
こうした異常な事態を引き起こしているのが言わずと知れたストレスの蓄積で、特に現在の日本では物価の高騰や円安などのネガティブな影響から経済的な疲弊度も高まりつつあり、これまで通りこの社会で営みを続けていくうえでより以上の過大なストレスを処理せざるを得ないのが実態です。💢
そんな中当然こうしたストレスに耐え切れずつい他人にはけ口を求めてしまうのも、心の弱い人間ならではの道理であり必然であると考えられますし、日本では昔から「お客様は神様です」という丁重な思想が社会基盤となっていましたから、ストレスのはけ口を簡単に正当化するには「もってこい」なんですよね。😖
でもハラスメントという言葉が定義されてからはその思想も徐々に衰退してきましたし、いまだに昔の慣習に流されて時代錯誤の境地にいる社会的地位のある中高年(特に男性)こそが、現代の社会問題に一役買っているというわけです。😨
このように現代日本の過剰なストレス社会が一因となっているカスタマーハラスメントなんですけど、この増大を抑えるには改めて今のストレス社会の現状に向き合って、人の心を取り戻せる環境に変えていくほかはないでしょう。💖
規則や法律などで人をガンジガラメにすればするほど、はけ口のないストレスはますます増え続ける一方なのですから。🥵